CMの作り方

テレビに入れるCMの決まり

テレビでCMを流す時、好きなように作ったものをそのまま流してもらえるのかと言うと、けしてそういう訳ではありません。
何事にもルールがあるように、テレビでCMを流す時にもちゃんと守るべきルールはあるのです。

まず、CMとなる映像の時間が決まっています。
テレビの場合は15秒単位となっていて、15秒、30秒、45秒の3種類があります。
一番よく使われるのは15秒で次が30秒だそうです。
また、ラジオだと一番使われるのは20秒で次が40秒、最後が10秒となっています。

もし、15秒のCMを作ろうとしているからと言っても、15秒ぴったりではいけないというのが、一番気をつけなければいけない点かもしれません。
CM本編が始まる前と終わった後に、それぞれ3秒程度ずつの捨てカットとよばれるものが必要なのです。
これをつけ加えておくことで、放送事故を防止したり、タイムラグなどの補正をしたりすることができるのです。
捨てカットの作り方は、始まる瞬間の静止画と終わった瞬間の静止画を付け加えるだけです。
ほんの3秒ずつの静止画ですが、これがないと1秒間に約30フレーム使う映像の世界では、前のCMが数フレームだけずれて足りなかった時に、その数フレーム分だけ映像が途切れることになります。
するとどのようなことが起こるかというと、画面がちらついたり、天然のサブリミナル効果が生まれてしまったりして、放送事故につながってしまう可能性があるのです。

CMを作る時に守るべき構成

また、CM映像だけ作れば良いのではなく、捨てカットの前にもクレジットを12秒入れる必要があります。
ここには、そのCMがどういった内容のものなのかということを記述しておきます。
さらに、クレジットの前には45秒間のカラーバーを挿入し、15秒のCMではありますが、テレビ局に流してもらうCMとして渡す時には、最終的に1分18秒の映像となります。

なお、音の入れ方にも決まりがあります。
映像は本編の前後に余分を付け足しますが、音の場合は反対に前後2分の1秒ずつは入れられない、ということになっています。
つまり15秒のCMであれば音が入れられるのは14秒だけ、ということです。
これは、突然音がぷつっと切れてしまわないように、という配慮です。

音量については、最近ではデジタルで制御することが増えています。
もしも、0dbを超えてしまうような割れる音が出ると、音だけでなく映像まで途切れてしまうため、最新の注意を払っているのです。
音量は-6dbほどのところで針がふれるよう、抑えめにすると良いようです。