イギリスの百貨店「John Lewis」のCM

イギリスの百貨店「John Lewis」とは

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「John Lewis」は1864年に設立された、イギリスの百貨店チェーンです。
1号店はロンドンのオックスフォード・ストリートで開業し、現在の本社もロンドンにあります。
1925年に掲げたキャッチフレーズ、「Never Knowingly Undersold(どこよりも安く)」で知られています。
イギリス女王から、服飾品と生活用品について王室御用達の指定を受けており、イギリスでは有名な老舗百貨店チェーンです。

クリスマスシーズンに放送された「John Lewis」のCM

そんな「John Lewis」がクリスマスシーズンに放送したCMがあるのですが、この内容がとても良い内容なのです。
とある少年が主人公なのですが、この少年はクリスマスを心待ちにしています。
魔法で早く時間が過ぎないか試してみるようなカット、待ち遠しくて焦れて貧乏揺すりをしてしまい父親に軽く注意されているカットなど、どれだけクリスマスを待ち遠しく感じているかがよく分かる表現がいくつも入っています。

ところが、この少年がクリスマスを待ちわびているのは、プレゼントが欲しいからでもなく、クリスマスのご馳走が楽しみだからでもないのです。
少年がクリスマスを待ちわびていた理由が、このCMが評価されている点なのです。

クリスマスを待ちわびる少年の純粋さが心に染みる

ようやく待ち焦がれていたクリスマスが来ますが、少年は食事を急いで食べて早く寝ようとします。
そうして眠りについた少年が朝目を覚ますと、足元にクリスマスプレゼントが置かれていますが、何と少年はこのプレゼントに全く目もくれずにクローゼットを開けに行きます。
彼がクローゼットから取り出したのは、綺麗に包装された箱です。
それを持って、少年は両親が眠っている寝室に向かいます。

少年が寝室に入ってきたことで目を覚ました両親に向かって、彼はプレゼントを差し出し、そこで「John Lewis」の文字が入ります。
そう、少年がクリスマスを待ちわびていたのは、両親にクリスマスプレゼントを渡したかったからなのです。
まだまだ自分がプレゼントをもらうことだけを楽しみにしているような年齢の少年が、自分の両親にプレゼントを用意しているだけでも心温まる内容と言えますが、このCMではそれだけでなく自分へのプレゼントを開けることもなく、そんなことよりも両親にプレゼントを渡したいと言わんばかりの様子で、より深い内容になっていると言えるのではないでしょうか。